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1988(昭和63)年に阪和線用に新製投入された1000番代(4輌編成×5本)と東海道緩行線から転用された0番代(6輌編成×4本)が在籍していた。
1000番代は、正面の運転台部分以外の窓が下方まで大型化されたことが外観上の大きな特徴である。また、足回りもブレーキ力増強などが行われ最高運転速度も110km/hの高速仕様だが、登場時から普通列車の運用がメインで、高速運転仕様の足回りも持て余し気味である。
0番代は網干総合車輌所に321系が新製投入された玉突きで転入したもので、網干所では7輌編成×4本で使用されていたものを6輌編成×2本、8輌編成×2本に組み替えて2006(平成18)年から2010(平成22)年まで運用された。
2011(平成23)年3月ダイヤ改正で奈良〜尼崎間の直通快速を223系から321系・207系に変更するための車輌補充として東海道緩行線に返り咲くことになり、阪和線から姿を消したが、2013(平成25)年3月ダイヤ改正で東海道緩行線の運用見直しが行われ、205系はサハ205を抜いた6輌編成×4本の陣容となって再び阪和線に戻ってきた。しばらく東海道緩行線の帯色のまま運用されていたが、順次スカイブルー化された(前面にオレンジのラインあり)。
2016(平成28)年12月の運用見直しで1000番代、2018(平成30)年3月のダイヤ改正で0番代が運用から外れ、阪和線での205系の運用は終了となった。
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